サンタ・バーバラは典型的な「カリフォルニアのビーチ・タウン」であり、美しい海の景色、昼も夜も暖かい気候、趣のあるローカル・コミュニティ、そしてリラックスしたリゾートの雰囲気があります。そんなサンタバーバラを更に良くしてくれるのが、世界的に有名なブドウ畑です。この街から北へ45分のところに、有名なサンタ・バーバラ・カウンティというワイン産地があります。この地域は太平洋に面しており、海からの冷たい風と霧のおかげで、一年を通して気温がとても低く保たれています。サンタ・バーバラのワイン産地は、他の多くの谷が北から南に流れるのとは異なり、東から西に流れる「トランスバース・バレー」と呼ばれる非常に珍しい谷が形成されている。このユニークな地殻変動の形成により、谷はトンネルのような役割を果たし、海からの冷たい海流を何の障害もなく直接ブドウ畑に運んできます。この谷は、北側のサンラファエル山脈と南側のサンタ・イネズ山脈によって形成されており、これらの山々が海流を冷やす働きをしているため、冷気候の品種がこの地域を支配しているのは当然のことです。実際、サンタ・バーバラ・カウンティは、ウィンクラー・インデックス（Region I & II）によると、カリフォルニア州の中で最も冷涼なワイン生産地とされていて、ワールドクラスのシャルドネとピノ・ノワールの生産地として知られています。この地域には7つのアメリカン・ヴィティカルチュラル・エリア（AVA）があり、サンタ・バーバラ・カウンティは、そのアイデンティティとテロワールに忠実でありながら、カリフォルニアのブルゴーニュスタイル・ワインの特徴を最もよく表現しているといえるでしょう。