NOODLE DISHES
麺類の料理は気軽さと種類の多さ、そして何よりも美味しい!という理由で、世界中で楽しまれています。麺の主成分は、小麦粉ベース、卵ベース、そしてそばベースと多岐にわたります。麺料理の特徴は、なんといってもソースです。このソースによって、アジア風の味付けになったり、西洋風の味付けになったりするので、麺料理はとても魅力的なのです。
パスタ
パスタには様々な形や太さがあり、調理法も多岐にわたります。カペリーニ、タリアテッレ、オルゾなど様々な種類がありますが、最終的にワインとの組み合わせを決めるのは、ソースとその重さです。パスタソースがトマトベースであれば、トマトの酸味に合った軽めのワインや赤ワインを合わせます。ミートソースであれば、ライトからミディアムの赤ワインを合わせます。オリーブオイルやバターを使った料理には、軽めの白ワインを合わせるのが一般的ですが、軽めの赤ワインでも問題ありません。また、明太子パスタやナポリタンなど、日本的な料理であっても、同じルールが適用されます。
焼き麺
焼きそば、あんかけ焼きそば、チャーハン、パッタイのように、醤油やソースをベースにした香ばしい味付けの料理が多いです。これらには、明るさのある軽めの白ワインが合いますし、少し重い料理の場合は、重めの白ワインや軽めの赤ワインが合います。また、料理に辛さがある場合は、少し甘味のある白ワインでバランスをとるとよいでしょう。
スープ麺
ラーメン、うどん、フォーなどの「スープ麺」も癒し系な食べ物として人気があります。他の麺料理と同様に、ワインと合わせる際には、スープのベースを意識する必要があります。料理によっては出汁が効いているので、白でも赤でも、土やキノコのようなうま味を持ったワインが必要です。味噌、とんこつ、ココナッツミルクなどをベースにした料理の場合は、粘り気のある風味が特徴なので、重めの白ワインや軽めから中程度の赤ワインがいいでしょう。スープがスパイシーな場合は、その辛さを打ち消すために、オフドライから甘口の白ワインを探してみましょう。
冷たい麺
そば、そうめん、冷やし中華、ジャージャー麺などの冷たい麺類も、日本の食文化には欠かせないものです。他の麺類と同じように、ソースによってワインの方向性が決まります。出汁が効いていれば、白でも赤でもワインは控えめにしたいところですが、うま味に合うように、土っぽさやマッシュルーム、ナッツのような香りを持つワインを選ぶようにしましょう。ソースが肉っぽい場合は、ライトからミディアムの赤ワインを、麺がスパイシーな場合は、甘味のある白ワインで辛さを相殺しましょう。