Wine Pairing Basics
酸味
酸味は、ワインだけでなく料理にも欠かせない要素です。料理の場合、酸味は料理を軽くし、必要なバランスをとるのに役立ちます。ワインの場合、酸味はグラスに新鮮さをもたらし、脂肪分の多い料理の脂をカットし、料理の酸味とマッチさせるのに役立ちます。貝類や刺身などの生の料理を食べるときは、ワインは軽くて明るいものを選びます。鴨肉やサーモンのような脂っこい料理を食べるときは、料理の脂を切ることができ、かつ料理の重さとマッチして、料理に負けないワインを選びましょう。
苦味
食べ物に含まれるタンニンは好ましいものではありませんが、ステーキの焦げ目やブラックコーヒーや紅茶の苦味のように、好ましい形でタンニンをとることもできます。重いタンニンを持つ赤ワインは、脂肪分の多い赤身の肉やバターと相性が良いので、コーヒーにクリームを入れて苦味をまろやかにする様に、おいしく苦味を楽しむ事ができます。料理の重さとワインの重さを合わせて、バランスをとることを忘れずに、いろいろ試してみてください。
塩味
塩味は料理の味付けには欠かせません。料理によっては、揚げ物や生ものなど、他の料理よりも塩分を多く必要とする場合があります。料理の塩味に合わせるワインは、少し甘めのオフ・ドライのものを選ぶと、塩味と甘味の絶妙なバランスが生まれます。また、塩分は脂肪分が大好きなので、料理によっては、脂肪分をカットしてくれるような明るく軽やかなワインを合わせてみてください。
スパイスの効用
スパイスは、料理の味を引き立てる素晴らしいアイテムです。使うスパイスの種類によって、合わせるワインのタイプも変わってきます。胡椒やスモーキー、ハーブ系のスパイスなら、それに合う優しいナチュラルなワインがいいでしょう。唐辛子の辛さに近い場合は、甘めのワインを考えます。甘口のワインは、口の中の熱い辛さを冷まし、すべてのバランスをとるのに役立ちます。酸味が強いワインは辛さを増長させ、料理の味をさらに辛くしてしまいます。